株式会社ジュート 代表取締役 森平茂生 様 (10月IPSフレッシュアップセミナー②)
株式会社ジュート 代表取締役 森平茂生 様。
森平 様は、あのカラフルで履き心地の良いサンダル、「クロックス・ジャパン」を設立し、
3年で年商100億まで育て上げた方で、現在は、輸入代理店業務をされています。
そんな 森平 様を10月IPSフレッシュアップセミナーのスペシャルゲストとして迎え、
東京・大阪・名古屋・広島の4個所にて、講演をして頂きました。
その熱いお話を数回に分けて、シリーズでご紹介していきたいと思います。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
モーリス楽器製造株式会社の頃。
ギターでも、中国製・韓国製は、労働賃金が安いので、価格帯は安く。
日本製は、米国製と中国製の間に位置するものでした。
もともと、米国製のコピーとして作っていました。
それで、米国製も30~50万くらいだったのが、どんどん価格が安くなってきたんです。
そうしたら、米国のコピーものの日本製は、売れなくなる。
米国製という本物が安くなったら、みんな、本物を買いますよね。
それで、日本製のは、全然売れなくなって、在庫になるばかり。
そうなると、モーリスの会議で、「日本工場をやめよう。」という話になりました。
でも、私は、「閉鎖はまずいぞ!!」と思ったんです。
日本の工場は、技術があるから、中国の工場の指導ができるんです。
その人がいなくなったら、指導もできなくなる。全部なくなっちゃうよ、と。
自分たちの手で作れる商品がない、というのは、どんどん技術がなくなること。
だから、「日本の工場を潰すのは反対です!」と言いました。私一人で、反対していました。
そしたら、「何ができるんだ?」って話になり、「潰すくらいなら、私にさせてほしい。」と、
それで、3年、社長をさせてもらいました。
それからですが、次にどうするか? どこを目指すか?
目指すとしたら、米国しかない、と思いました。
でも、米国製の価格帯で、そのままの日本の品質だったら、絶対に負けます。
そこで、「手工品」のものすごい高い、一人で年間10本とか8本とかしか作れないような、
すごい細かく作っている、そこの技術で、米国の価格帯にぶつけよう!! と考えました。
アメリカで、8万人くらいの人が集まって、1週間くらい開催する、
アコースティック・ギター系の音楽のイベントがあるんですね。
そのイベントに、ギターの弾き語りのコンテストがあり、
そこでは、一本何百万とするギターを弾いている人がほとんど。
そこのライン、高級ギターを弾く人向けのギターを目指そう!! と思いました。
それで、そういうイベントの「楽屋」に、自分たちのギターを持って、アポなしで、行きました。
ズケズケと入って行きました(笑)。
「社運を掛けて、日本から来ました!!」 「とにかく、このギターを少しでも弾いてもらえませんか?」って。
で、弾いてもらえたりしても、「全然ダメ。」って、ダメだしばかり。
そこで、「ダメなところを改善したら、弾いてもらえますか?」、
「あなたが100%気に入るギターを作らせて下さい!!」ということを伝えていきました。
結果、高級ギターを弾かれる、プロの方に気に入って頂けるギターを作ることができるようになりました。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
如何でしたでしょうか?
次回もお楽しみに!!
株式会社IPSコスメティックス