株式会社ジュート 代表取締役 森平茂生 様 (10月IPSフレッシュアップセミナー②)

11月 5, 2010

株式会社ジュート 代表取締役 森平茂生 様。

森平 様は、あのカラフルで履き心地の良いサンダル、「クロックス・ジャパン」を設立し、

3年で年商100億まで育て上げた方で、現在は、輸入代理店業務をされています。

そんな 森平 様を10月IPSフレッシュアップセミナーのスペシャルゲストとして迎え、

東京・大阪・名古屋・広島の4個所にて、講演をして頂きました。

その熱いお話を数回に分けて、シリーズでご紹介していきたいと思います。

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モーリス楽器製造株式会社の頃。

ギターでも、中国製・韓国製は、労働賃金が安いので、価格帯は安く。

日本製は、米国製と中国製の間に位置するものでした。

もともと、米国製のコピーとして作っていました。

それで、米国製も30~50万くらいだったのが、どんどん価格が安くなってきたんです。

そうしたら、米国のコピーものの日本製は、売れなくなる。

米国製という本物が安くなったら、みんな、本物を買いますよね。

それで、日本製のは、全然売れなくなって、在庫になるばかり。

そうなると、モーリスの会議で、「日本工場をやめよう。」という話になりました。

でも、私は、「閉鎖はまずいぞ!!」と思ったんです。

日本の工場は、技術があるから、中国の工場の指導ができるんです。

その人がいなくなったら、指導もできなくなる。全部なくなっちゃうよ、と。

自分たちの手で作れる商品がない、というのは、どんどん技術がなくなること。

だから、「日本の工場を潰すのは反対です!」と言いました。私一人で、反対していました。

そしたら、「何ができるんだ?」って話になり、「潰すくらいなら、私にさせてほしい。」と、

それで、3年、社長をさせてもらいました。

 

それからですが、次にどうするか? どこを目指すか?

目指すとしたら、米国しかない、と思いました。

でも、米国製の価格帯で、そのままの日本の品質だったら、絶対に負けます。

そこで、「手工品」のものすごい高い、一人で年間10本とか8本とかしか作れないような、

すごい細かく作っている、そこの技術で、米国の価格帯にぶつけよう!! と考えました。

 

アメリカで、8万人くらいの人が集まって、1週間くらい開催する、

アコースティック・ギター系の音楽のイベントがあるんですね。

そのイベントに、ギターの弾き語りのコンテストがあり、

そこでは、一本何百万とするギターを弾いている人がほとんど。

そこのライン、高級ギターを弾く人向けのギターを目指そう!! と思いました。

それで、そういうイベントの「楽屋」に、自分たちのギターを持って、アポなしで、行きました。

ズケズケと入って行きました(笑)。

「社運を掛けて、日本から来ました!!」 「とにかく、このギターを少しでも弾いてもらえませんか?」って。

で、弾いてもらえたりしても、「全然ダメ。」って、ダメだしばかり。

そこで、「ダメなところを改善したら、弾いてもらえますか?」、

「あなたが100%気に入るギターを作らせて下さい!!」ということを伝えていきました。

結果、高級ギターを弾かれる、プロの方に気に入って頂けるギターを作ることができるようになりました。

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如何でしたでしょうか?

次回もお楽しみに!!

 

株式会社IPSコスメティックス

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